119.小俣町のかんこ踊り   ( 伊勢市小俣町 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
A.共敬・中小俣・下小俣で実施。人々の暮らしのなかから生まれてきた信仰行事であるとともに民俗芸能として注目される。中小俣では、同時に豊年踊りが子どもたちによって行われ、地域の人々の楽しみとなっている。(伊勢市、52、男)
                  中小俣のかんこ踊り2013−8−15
      (ポインタをかざし出る画面は)花笠をかぶって踊る少年
小俣町、中小俣鞨鼓踊
  小俣町には3つの、地域に根付いた「かんこ踊り」のグループがある。
  8月15日には中小俣公民館・慶蔵院境内・稲場(共敬社)の三ヶ所でほぼ同時にかんこ踊りが行われている。
  いづれもそれぞれの保存会が主催する古くから伝わる由緒あるまつりである。
  踊り子はシャグマ或は花笠をかぶり、腰蓑(こしみの)をつけ、シメ太鼓(鞨鼓)を持ち、音頭や法螺、太鼓、に合わせて踊る。3グループはほぼ同じである。
  中小俣では30年ほど前に保存会を再興し今日に至っている。現在(2013)会員35名、内、踊り手は15名、音頭が15名。加えて、小学3〜6年生に花笠をつけて参加して貰っている。

  踊の基本形は焚き火の周りにシャグマ姿と花笠姿が交互に並び、輪を作り、回りながら踊るもので、演目によってはこの輪の中で一人で踊る(頭踊)、或はしゃぐま姿4人、花笠が4人の8人で踊る形もある。
 
  中小俣のかんこ踊は公民館の広場で行なわれ、演目は
「庭入り」「念仏踊」「銭太鼓」「中踊(豊年踊)」「引き踊」で終わりとなった。時間は19:30〜20:40(2013年)。
●中小俣2013鞨鼓踊の様子 
小俣町下小俣かんこ踊
  下小俣のかんこ踊りは元町の慶蔵院の境内で行なわれる。
  この行事を支えるのは下小俣かんこ踊保存愛好会である。それまで長く途絶えていたかんこ踊りを昭和56年に復活させ今日に至る。会員は現在22名。

  今年(20012)の踊り手は19名。会員のほかに大学生から小学6年生までに特別に参加して貰っている。装束などは中小俣とほぼ同じだが、花笠姿は無く、代わりに笠をつけた僧侶姿が目を引いた。
  幟(のぼり)には「勢洲下小俣流光社かんこ踊」とある。流光社とは昔の若衆組(青年団)の名残だという。

  地区の自治会の協力もあり、会場の雰囲気もよく、大勢のお客さんをまえに熱演、楽しいひと時だった。

●流光社2012年のかんこ踊の様子

 慶蔵院境内で熱演するかんこ踊りメンバー20120−8−15
      (ポインタをかざし出る画面は)念仏踊で僧侶姿の踊り手も
小俣町共敬社かんこ踊
  共敬では1968年(S43)に保存会を再興し今日に至っている。内部の事情でこの2年(2012&2013)は取りやめとなった。

●共敬社ではその由来についての説明と
●共敬社で使われる音頭の内容について教えていただいた。

●共敬社2007年のかんこ踊りについて簡単にまとめています

●残念ながら小俣町共敬社のかんこ踊りはご事情により中止となっています。
                共敬社のかんこ踊り2007−8−15
     (ポインタをかざし出る画面は)花笠をかぶって踊る少年
 
 


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インフォメーション  

伊勢市小俣町。中小俣公民館(左マップ)、慶蔵院境内(中マップ)
・稲場(共敬社)(右マップ)の3ヶ所だが2012年,2013年は共敬社はお休みとなっている。
毎年8月15日、時間はおよそ夜8:00〜9:00.

マップ
 


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