共敬社2007年プログラムと音頭の内容

  1.入端(いりは):踊り手がたいまつに先導されて入場、
              続く踊の歌詞が以下です。


     (囃子)ツーツクツーツー
      (歌詞) きさらぎ山の    楠木を
           船に作りし     早下し
           小べりに赤銅    まきのべて
           黄金柱の      帆を立てて
           あやや錦の     帆を上げて
           ともとへさきの   うわのりは
           恵比寿大黒     乗せまして
           沖へ沖へと     漕ぎ出せば
           沖の路中で     艪が折れて
           うめけどすめけど  答えなし
           答えるものこそ   刀ばか
           さいたる刀を    かじにかけ
           おいの手縄に    お江戸まで
       (囃子)ツーツクツーツー
 
 2.賽院河原(さいのかわら)地蔵和讃)

      (囃子)チーチードンカラカ
       (歌詞)きみょうちょうらい   じぞわさん
           さいのかわらの     ものがたり
           きくにつけても     あわれなり
           ははうえこいし     ちちこいし
           …… (中略)……
           なむあみだぶつ     あみだぶつ
           なむあみだぶつ     あみだぶつ
       (囃子)ツッツクツー ツー
 
 3..精霊踊〔念仏踊)

   ●新精霊のために:新亡さん供養ののために
               戒名を読み上げ、その都度、
               下の歌詞で踊りが進みます

     (歌詞) ふるさとへ つきし
           みたまのかづかづを
           あふぎまつらん
           たのもしのにわ
           なむあもだぶつ
           なむあみだぶつ
           なむあみだぶー
       (囃子) ツーツー
           ツーツー ツーツー よいよい
           ツーツーツー ツーツー さっさよ
           ツーツー ツーツー よいよい
           ツーツーツー ツーツー

   ●旧精霊のために:先祖供養のため家名を複数
               読み上げ、下の歌詞で踊が
               すすみます

     (歌詞) むかしより ともに
           うやまふ まちびとよ
           とおきくにより
           むすぶこころは
           なむあもだぶつ
           なむあみだぶつ
           なむあみだぶー
      (囃子)(新精霊のために、に同じ) 
   
 なお、歌詞は小俣町共敬羯鼓踊保存会音頭集によります
 4.場付(ばつけ)
  歌詞省略
 
 5.豊後(ぶんご):豊後(大分)の若者が元服を
              かねて、お伊勢参りをする道
              中を唄ったもので、桑名から
              伊勢までの地名がいくつか出
              てきます。

    (囃子) テーコードンカラカー
     (歌詞) 豊後小性郎が旅へ立つ
         旅はどちらと問ひければ
         旅はお伊勢へ御参宮に
         豊後出船に早乗りて
         早く着きそよ桑名まで
         桑名名所に宿とりて
         豊後の踊は一と踊
     (囃子)テコテコテコテン テコテコテコテン
         テコテコテーコー 
         テンテコテーコーテーコー
         テコトンのドンカラカー
         ……(中略)……
   (この間 富士山,安濃津,駒ヶ岳、松阪、朝熊山、
    明星を題材に囃子を挟んで上記同様の歌詞が
    6つある。したがって全体では8番まで))
  (最後に)
     (歌詞)豊後の踊りは一踊
         伊勢宮川こうりをとりて
         外宮や内宮の宮めぐり
         末を申せば長けれど
         豊後の踊はこれまで
     (囃子)ツッツクツー ツー (完)

 6.引踊(ひきおどり)

    (囃子)テーコードンカラカー
     (歌詞) 筑紫の国のけふがん島に
         千刈る稲は見事なる
         千よ万よと刈り干す
         そのお米をお枡で計れば
         一穂で三石六斗ある
     (囃子)ツクツクツクツーガラガー
         ツクツーガラツーガラガ

        カーテコテンよいよい
        テコテンさっさよテーコードンカラカー
    (歌詞) 一穂で三石六斗ある
          そのお米をお酒に造れば
          戌亥の隅にカメ七つ

        そのお酒を飲んだる人は
        命長かれ末繁盛
          命長かれ末繁盛

     (囃子)上記囃子に同じ
     (歌詞)命長かれ末繁盛
         目出度目出度が三つ重なりて
         庭に鶴亀五葉の松
         末を申せばまだ長けれど
         世の中踊はこれまで