67.神島監的哨跡から見た断崖絶壁の風景 (鳥羽市神島町) |
A.大学の国文学散歩で神島を訪れた時の光景がとても素晴らしく、目に焼きついて離れません。 (伊勢市、23、男) B. 高射砲の弾丸の落ちる場所を確認するために昭和4年に建設された建物。三島由紀夫の 小説「潮騒」重要な舞台となった場所である。 (鳥羽市、67、男) |
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ロマン漂う廃墟
この監的哨跡は、三島由紀夫の「潮騒」で重要な
舞台になっています。しかし実際に見ると単なるコン
クリートの廃墟でした。女性同伴でありましたが、
当方の感性の不足かロマンチックの欠けらも感じ
ることは出来ませんでした ハイ。
しかし、ここからの眺めのすばらしさ !!
ほかになにを求める必要がありましょう。
・監的哨とは:「潮騒」より
伊良湖岬のむこう側の小中山試射場から、射ち出
される試射砲の着弾点を、二階のバルコニイで双眼
鏡を目にあてている兵が確認する。室内の参謀が、
どこへ落ちたか、と質問する。兵が答える。戦争中
まではそういう生活がここでくりかえされていた。
爽快な眺め
監的哨跡屋上からの眺めはすばらしい。
伊良湖岬から右に、はるかなる太平洋を見渡す。
足元から見下ろす断崖絶壁、その下は青い海に
白い波。
右手方向に見える「黒島」も形がよい。
見飽きるもとのない眺めだ。