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A. 建物が古風で、崖にはうように建てられた姿は珍しいように思う。(伊勢市、52、男)
B. 趣きある麻吉旅館の渡り廊下の下にある石畳の階段は、冬の夜をお薦めします。灯の薄明かりの中
階段を見上げると星が輝いてみえます。(伊勢市、20、女)
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2002-9-9 |
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麻吉旅館
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「麻吉旅館」は古市の中で往時を偲ぶ唯一の宿。看板には、嘉永4年(1851)創業とあるが、それ以前の天明年間(1781-8)の地図に出ていたり、文化3年(1808)に刊行された「東海道中膝栗毛」五編追加にも「麻吉」の名が見えているから、実際はそれより以前とのこと。
現在の部屋数は15室。広告を出したり、旅行会社を通したりする集客はしていない。参宮の原点を求めて利用する宿泊客が多いとそうだ。
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明治の始めころには、「麻吉」専用の芸者を30人ほど抱える県下一流の料理旅館として知られていた。また、その建物は、山崖利用の積み上げ建築としても珍しく、一番下から数えると五階建てになる。
玄関は4階に当たる。聚遠楼と呼ばれる大広間は36帖程あり、当時はにぎやかに伊勢音頭が踊られていたそうだ。
最上部の寄せ棟造り桟瓦葺きの木造3階建ての聚遠楼から、切り妻造り桟瓦葺き3階建ての土蔵まで、建物が階段や廊下でつながり、斜面上で5層に並ぶ独特な構造である。
「名月・雪香之間」は、尾崎行雄が書斎に使っていたという。
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2002-9-9 |
2002-9-9 |
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麻吉旅館前の階段
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麻吉旅館の渡り廊下の下にある石畳の階段。 渡り廊下と旅館の外壁が補修され少し趣きが変わった。
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私はわずか2年余りの出張所暮しのなかで家族と過ごしてこれほど惚れ込んだ地区はなかったです。町並みに関しては大変お気に入りでした。今でも子供の友を訪ねては、古市の町・河崎河畔を歩くことが何よりの癒しです。来月には是非訪れたいと思います。アット麻吉旅館の事が・・・段々に降りていく途中で、空中に浮かぶような回廊越しに見る朝熊山の景色は四季を通じて飽きる事が有りません 。是非白黒写真や8ミリなどに撮って杯を交わしてみてはいかがですか? H16年1月7日深夜自宅にて |
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