54.牛鬼太鼓・なぶら太鼓 (南勢町五ヶ所) |
A.太鼓保存会や地元有志で大切に伝えている。牛鬼太鼓は民話牛鬼を、なぶら太鼓は海の荒荒しさやさしさを表現している。(南勢町、21、女) B.毎年、商工祭で、この牛鬼太鼓を見るのが楽しい。南島に住む母も、毎年これが楽しみで、わざわざやってくる。心の中までひびきわたる太鼓の音が心地良い。(南勢町、42、女)) |
牛鬼太鼓
牛鬼太鼓は1985年〔s60〕牛鬼祭とともに生まれた太鼓です。古くからある「牛鬼伝説」をもとに漁業と農林業の復興を願い創作されたものです。
太鼓は、創作民話「南勢のうしおにさま」からとられた「山の民と浜の民が力を合わせることで、町が栄えていく」というテーマで進められ、海神太鼓、牛鬼太鼓、合体太鼓の三部構成からなっています。
写真は2003年の「南勢どんどん(祭)」の舞台。演ずるのは牛鬼太鼓保存会の面々です。
鬼の面が大きいのがアイデアですね。すごく迫力があります。.
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動画ではさわりの所を少しだけご紹介しましょう。動画へ
黒装束にねじり鉢巻、その姿が実に恰好いい。田曽の港まつりの一こまです。
なぶら太鼓
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「なぶら」とは、魚の群れのこと。
オリジナルの曲は遠洋航海に出て、「なぶら」を捉え、大漁となり、意気揚揚と港に帰ってくる様をイメージしているとのこと。ちなみに田曽浦はこの地方随一の遠洋漁業の基地です。
責任者の山本さんのお話では
「なぶら太鼓は平成8年に田曽の祭りをもっと盛り上げたいと始めたもので、メンバーは現在10名、月2回小学校の講堂で練習をしています。
それと、土日には小学生中学生を対象に太鼓の指導をしています」
動画では南勢どんどん祭で−披露された、竹を使った演奏を載せていますが、これは勇壮な鰹の一本釣りで竿同士が当たる様子をイメージしているのだそうです。動画へ