潮かけ祭体験記ー和具大島での神事その二
  和具大島は、沖合い3kmの太平洋上にある無人島です。昭和11年、三重県より天然記念物「和具大島暖地性砂防植物群落」に指定されており、浜木綿(はまゆう:志摩町の花)が約4万本も生殖しています。

  この日は、まだ少し時期が早いため、咲いていないと思っていましたが、なんと1本だけ咲いている「はまゆう」を見つけました。
 海の安全と大漁を祈願するため、 大島にある祠(ほこら)にあわび、さざえ等をお供えします。  多数の海女さんが、入れ代わり立ち代り、かなり多くの新鮮な海の幸を運んできて、お供えします。

  

  

  
  

  神事が終り、和具漁港へ戻る途中から、潮かけ祭りのクライマ
ックスが始まります。  色とりどりの大漁旗を掲げた約30隻の漁
船が、 お互いの船上からバケツやホースで潮をかけあいます。

  私の乗っていた漁船は、バケツ等が無く(メインの船はかけられ
るの専用だそうです。)かけられっぱなしで、目は痛いやら寒いやら
で大変でした。
  完全防水のカメラを使用しましたが、さすがに後半はこの写真の通りカメラも曇り、壊れそうで心配でした。

  初めて、「潮かけ祭り」に参加してみて、あらためて漁師の人や志摩町の住民のパワーや伝統的な祭りのすばらしさを感じました。みなさんも、是非一度は見にきては、どうですか。すごいですよ。