87.民話 五手の石   ( 南伊勢町礫浦 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
礫浦八幡神社に「五手の石」 と呼ばれる御神体が祀られている。(南勢町、47、女)
                    ご神体を盗んだはいいが、船が動かず…   2015-11-17
民話 五手の石
  平成16年の南勢町史に
「字東出に、天照大神の礫石という四方七寸ばかりの円石が祀られていた。五本指の形の付いた霊石であちこちにも知られ、船乗りたちの信仰が厚かった。
  これを「五手の石」といい、今は八幡神社のご神体として祀られている…」とでています。

  この五手の石についてはいくつか話がありますが、以前 南勢町時代のホームページに載っていた、このご神体を盗んだ男の話をご紹介しましょう。
→「民話 五手の石」
 

礫八幡神社
 礫八幡神社はこの礫地区の中心となる神社で、南勢町史によれば、長年にわたり数多くの合祀を経て今日の姿になっているようです。

  この八幡神社では毎年11月に神祭が行われます。
  神社では餅まきなどが行われ賑わいますが、式典は拝殿の中で扉を閉じた形で、神職さんと役員さん達で行われる形式です。

礫区神祭のページ

  神祭の日、町の年配の方数人に質問してみました。
「五手の石が、この神社のご神体だと聞いていますがご存知ですか?」と。しかし御存じないようでした。

礫八幡神社正面鳥居 2015-11-15
(ポインターをあててみる写真は)神社本殿
                        宮山古墳の石室(発掘時の様子
神社の背後に宮山古墳
  礫地区は 浅間古墳、日和山古墳など古墳が多いところで、八幡神社の背後にある宮山(みやま)古墳もその一つです。

  左の写真は1984年に関西大学考古学教室によって発掘調査が行われたときの古墳の石室の写真です。(この写真は南伊勢町五ヶ所の愛洲の館の展示パネルから拝借しました。


  古墳からは刀、耳環、銅椀、鉄鏃、須恵器、土師器などが数多く出土しています。特に「双竜紋環頭太刀」が有名です。
→南伊勢町教育委員会の説明パネルをどうぞ

  環頭太刀については
「双竜紋環頭太刀」のページをご覧下さい
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