伊勢志摩、特に志摩地方はあおさ海苔の養殖が盛んである。
   岸辺近くの遠浅の海や河口近くの川筋に竹杭を立て網を張り
 養殖が行われる。
   9月はじめ頃から種付けが始まり(育苗張り)、種のついた網を
 別の場所へ移して張り(本張り)、潮の干満にあわせて網の高さを
 加減し、ごみを取り…。 そうした作業が続き、1月から3月初めに
 かけて収穫する。特に冬季、寒風の中での作業は非常に厳しく、
 大変
なようだ。
   海面いっぱいに敷きつめられた海苔網の風景は、太陽と海との
 大自然の中で千変万化し、独特の美しい姿を我々に見せてくれる。