甲賀大念仏・鼓踊の手順に沿っての説明(2014年8月13日)
  
1.梅花講
ご詠歌
見宗寺・福満寺の梅花講(仏讃歌を歌う集まり)の
  女性8人によるご詠歌。お一人が先導して詠じ、周
  囲がこれに続く形です。
2.大念仏 総牌〈祭壇〉前に並んだ新亡関係者〈使者)に対し
  テント内の甲賀地区3ヶ寺の総代役員〈24名)が
  法螺(6名)を吹き、鉦(1名)を叩き、大太鼓
  (自治会役員)にあわせて念仏を繰り返し唱え
  ます。
3.地囃子 地元小学生、中学生により行列をなして、高張り提
  灯、ローソク、献花、台傘、傘鉾、を携え、小太鼓
  を叩き笛を鳴らして総牌前まで進み、以下のような
  手順で行事を行ないます。
→行列順序
  (1)太鼓笛を鳴らして全員で地ばやしの「道行」
    「念仏」
→歌詞)を唄う。
  〈2〉新亡の使者2名がこれに唄で応える。
    (→歌詞
  (3)総牌に対して女子(小学6年生4名)が献灯
    (ろうそく)、献花をする。
  (4)最後に「名のり」の男子が総牌の前の階段
    に立ち、巻物に書かれた祭文を読み上げる。
4.和讃 総牌の前に3人の若者〈高校生〉が座り、一人づつ
  順番に和讃→歌詞)を詠います。
  背後に控えるのは次の出番の鼓踊の踊り手です。
5.鼓踊 踊り手は「地囃子・鼓踊保存会の皆さん。
  20数人の踊り手(「連中」)が車座になり、その
  中央に鞨鼓を携えた3人の「中打ち」がすわり、
  さらに車座の周囲を巡る2人の「棒振り」で踊が
  始まります。
    踊る内容は順に「しなのから」「阿倍の安名
  (上)」〈→歌詞)「綾織歌」(→歌詞) 
  「お寺踊」「阿倍の安名(下)」です。