165.桃取町のごんずい(なまずに良く似た魚)  (鳥羽市桃取町)

伊勢志摩きらり千選
 
美味い魚にとげがある
 体長20cmあまり,黒いナマズのような形に体側の4本の黄色い線が目立ち,
口元の4本の髭が特徴です。
 志摩地方一帯,岩礁に住んでおり,アイナメ釣りの外道として釣ったこともあります。たくさん捕れる魚ではないため,市場には見られません。チャンスがあれば漁師さんから直接分けてもらうしか,手に入れる方法がないのが残念です。

 怖い魚です。えらの脇と背びれに
3本の棘があり,刺されると死ぬ思いだそうです。これを分けてもらったとき,死んでいても刺すからと,何度も注意されました。
     (この写真は桃取町ではなく,国崎漁港で手に入れたものです。
2003-11-26撮影
  
   味噌炊き
 手を触れないで,塩でぬめりを取り,
酒とみりんを煮立てて味噌炊きしました。

 ねばりのある白身で美味でした。
インフォメーション  

自分で釣るか,運が良ければ漁港の市場で手に入れるしかないでしよう

応募者のことば
 子供の頃よく食べました。うす味に煮込んだごんずいはあたまからしっぽまで中央の骨だけ残してすべてしゃぶって食べられる。10匹でも20匹でもいくらでも食べられますよ。(所によっては味噌炊き)
       (二見町、51、男)
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 卵が絶品!
実家が桃取なので、小さい頃から今でも帰ればよく食べます。
味付けは普通の煮魚の煮付けと同じですが、身がとても柔らかく、特に卵は黄色く小さなタラコみたいな味で、格別の味です。桃取では「ごんず」と言います。
またエイも「えごた」と呼んで、煮付けにしてよく食べました。こちらも身は鶏肉と魚の中間みたいな味で、また肝はフォアグラみたいな味で最高ですヨ。
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