大内山の方言 |
伊勢と紀州のほぼ中央に位置する大内山村だが、言葉はどちらかといえば伊勢弁に似たやさしい言い方で、中には形容詞がなまって面白い方言になっているものもある。
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方言(話し言葉) |
あばばい=まぶしい あらける=片づける ありこくた=すっかり いきないにかまう=胸に痛みを感じる おっとしょ=あれっ(意外な時) かそわしい=いそがしい たそくになる=役立つ ちじくる=泣き叫ぶ てれんくれん=逆さま とちめんぼふろう=あわてる ながたん=包丁 ねの=そば のふぞ=横着 ほらくる=捨て置く まづみ=日暮れ みじゃく=砕く まいまいこんぼ=忙しくて仕方ない様子 めめづれ=自分達 よいまどし=宵から眠たがる |
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動物に関する方言 |
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あかちん=ホオジロ うりまんだら=猪の子 がんみょうじ=かめ虫 きりきり=あまごの子 ごとくり=かわむつのおす けーけ=ひぐらし へーはち=ごきぶり |
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植物に関する方言 |
こはな=しきみ じじばば=シュンラン ことりさわらず=いぬつげ すどーし=あみ茸 すいすいごんぼ=すいば おさすりば=山帰来の葉 はべら=ハコベ ふいき=蕗 |
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方言は米倉憲太郎氏著 「大内山の方言集」参考 | | |