2009年 えっとうえっさ詳細                                         2009年8月14日取材

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汲泉寺

  森宝山汲泉寺、曹洞宗のお寺。延久2年(1020年)創建で当寺の領主大内山但馬守の菩提寺。寺宝として雲板(永正10年/1513年)がある。
本堂は消失により昭和43年新たに建てる。法事は現在、玉城町の僧侶が兼務する。
  檀家約120戸
10組からなる。

●えっとうえっさ

<時間を追って>
17
30 新盆の関係者集まり始める、氷カキ、飲み物、
    光おもちゃなどの売店も開かれる。

1800 本堂で新盆の関係者で法事
1850(新盆迎え)総代を先頭に太鼓、ほら貝、幟持ち、
    新盆の関係者の順で寺浦橋
大内山川にかかる橋

19::0019:40 えっとうえっさ
19::50
2050 婦人会の手踊(テープ
の音楽による盆踊り)

<えっとうえっさ>
  寺の境内、中央に櫓が設けられ、精霊供養に参加する男性16人{檀家10組から参加)が幟をもってこの櫓の周りを回る。
  幟は、長さ5メートルほどの桧の丸太に「南無阿弥陀仏」と手書きした長い布をを結びつけたもので、結構な重さがある。
  地囃(左図)が唱えられ、司会の「大内山但馬守の精霊のため、踊お願いします」の声で、えっとうえっさがスタートする。

  法螺と鉦のリズムで、最初は緩やかに歩き、段々早歩きになり、更にに駆け足となって、最後に、この幟を一斉に倒す。
  この時、歩きながら行われる掛け声が「えっとうえっさ」で、名前の由来となっている。

<精霊供養の対象>
  この踊が次の順で各精霊供養の対象ごとに行われます。

(1)大内山但馬守のために
2)大内山出身戦没者のために
   (中休み:新盆の関係者は墓に入り送り火をたきます)
(3)川口区初精霊のために(2回)
(4)無縁仏
のために


16人が一斉に幟を倒すため、前の人の肩に当たるなどして、
昔は喧嘩が絶えなかったそうです。

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