大日堂の格天井のそれぞれに47枚の絵が描かれています。
隅の一格子に「奉献 愚筆四十有七葉 于時文政甲申七年十月廿一日 於客館 
写藤瞳一子郷」と署名があり、文政七年(1874)に藤瞳一子郷によって描かれた
こと示しています。


 絵にはそれぞれ寄進者の名前があり、女性名も多く見られます。的矢を中心として
風待ち港として栄えた、この地域の当時の繁盛振りが偲ばれます。