2006-1-26
庇を飾る赤いスペイン瓦と凝ったつくりの旗のポール
1,2階の壁面を覆うテラコッタ〈陶板)と八角形の明り取り窓
吹き抜けのコンコース
壁面を飾る装飾
中央の玄関の部分〈五つの明かり窓がある部分)が全体から少しせり出し、その壁面にさまざまな装飾が施されています。
長さ120mの細長くシンプルな建物ですが、いくつかの細かいネオクラシックのデザインがアクセントとなり、どこか親しみやすいものになっています。
正面玄関を入ったコンコースは2階まで吹き抜けで、平成4年の改装工事により、いっそう広々した、明るい空間になっています。
八角形の明かり窓とその形からタイサンボクのつぼみを思わせる天井灯が上品な雰囲気を作っています。⇩
参考資料:「伊勢市の建築弐拾傑」三重県建築士会伊勢支部青年部会、
「三重県の近代化遺産」三重県教育委員会
「最近10年の歩み」近畿日本鉄道〈株)