内宮では4月21日午前7時大宮司、神職、造営庁職員などの総勢60名ほどの祭列が正宮に向かい、祈りを捧げた後、五丈殿で饗膳の儀が行われました。
饗膳の儀(1)
饗膳の儀は神宮庁側が造営庁側を招宴するもので、古式に則って一時間ほど行われます。
膳は檜葉を敷き詰めた上に、13皿の山海の珍味が並びます。
お膳の拡大写真
屋船の大神に祈る(2)
五丈殿の守護神である屋船の大神に
祈りを捧げます
4月12日の川曳きで運ばれた三本のご神木を前に
小工(こだくみ)たちの参列を待つ神職
木造始の儀式(3)
はじめに素襖、烏帽子姿の小工(こだくみ)がご神木に対して
差し金あて、
鋸ひき、
墨ひき
の所作をそれぞれ行い、
次に
造営庁技師が斎斧〔いみおの〕を入れ、さらに小工がこれに続きました。
注:斎斧=神に奉る材木を切るため斎(い)み浄めた斧〈=忌斧)
儀式が終わり退場する関係者
造営庁:神宮司庁内に設けられた神宮式年造営庁で遷宮を進める執行機関。北白川神宮大宮司が総裁を勤められる。
斎斧をいっせいに振りかざす小工たち