51.倭姫命の小祠   ( 度会町和井野 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
子供の頃、この小祠の前に八重桜が咲き、よく遊んだ思い出がある。今は桜はないが、シャガの花が廻りに咲くので時々見に行くのも楽しみです。(度会町、50、女)
           2004−7−29撮影
倭姫命が     止まった所
 倭姫命が止まった(泊った?)所といわれる地に残る小祠。

町史には、
 和井野の地名は倭姫の命が名付けたものといわれ、古くはは和比野であった。倭姫命世紀によれば「命は美野(よぎの)に着かれた。命が宮どころを求め侘びて(心細くて)ここを和比野と名付けた」と。
とあります。

 和井野の車道沿いの林の中に、鳥居が立ち、その奥にひっそりと祠が立っています。道を隔てて反対側は広々と田んぼがつづき、美しい田園風景です。

銅葺き屋根の立派な祠
 祠は高さ1mほど、銅葺きの屋根に銅葺きの丸柱の立派なもの。二十畳ほどの広さの境内の中央にぽつねんと立っていました。

 残念ながら、訪れた時期が悪いためか推薦の言葉にある「シャガの花」には出会えませんでした。

        2004−7−29撮影
      「紀命碑」2004−7−29撮影
昔、大きな欅があったが…
祠の右手に「紀念碑」という碑があり、概略以下の内容が記されていました。

「昔、ここに大きな欅があり、祭樹として和井野の人々の崇拝を受けていたが、枯れてきたので相談の上、大正14年5月に(材木として)6000円で売った。金は和井野区のために使い、この場所を永遠に保存することを区民一同で誓った」

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インフォメーション  

度会町和井野区。

 


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