27.坂井の常夜灯(高さ約2m)
( 度会町坂井 )
坂井の住民が毎日交代で夕方に灯明をあげ、天王祭にはちょうちん、山の神の日には甘酒を供え、村の大事な守り神として、現在も受け継がれています。(度会町、44、女)
2005−3−21撮影
常夜灯は地区の守り神
度会町坂井地区の入り口にある常夜灯です。
推薦の言葉通り今も毎日交代で灯明をあげています。常夜灯に火を入れるのではなく、その裾にろうそくを点し、地区の安泰を祈願してみえます。
常夜灯の研究者によれば、常夜灯は単に道を照らすという機能的な意味あいだけでなく、神への祈りの場であったし、現在も受け継がれているところもある、としています。
「(略)人々は闇を照らし、時にはものを滅ぼすところの火を恐れ、火を大切にし、火に祈った。神の威光が火となって現れることを念じ、神に火を献じ奉った。」(東海近畿の常夜灯-荒井留五郎著より)
常夜灯 夏姿冬姿
常夜灯に蔦がしっかり絡まり、写真のような夏姿と冬姿となっています。「この蔦のおかげで地震が来ても崩れることなく、地区の守り神になっているんだよ」と教えてもらいました。
夏に来たときは思わず「これが常夜灯?」と思いましたが。
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度会町坂井。
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