23.五輪堂   ( 度会町川口 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
その昔このあたりに大蛇が住んでおり村人を悩ませていたが、名僧が現れ五輪堂を建て祀ったので、大蛇は出なくなったとの伝説を持つ。(度会町、34、男)
            2004-7-7撮影
古利寺の後身の寺
 五輪堂のある堂山は,鎌倉時代に棚橋の蓮華寺(太神宮法楽寺)の末寺[古利寺]として栄え、勢力もあったが、室町時代に廃絶した。現在の五輪堂は古利寺の後身の寺として建立、1832年に現、仏像を祀った。
 本尊は阿弥陀仏で、石碑・五輪塔などが残り、裏山からは、古瀬戸の壷に骨が納められた古い墓が発掘されています。
 
 昔、この辺りに大蛇が住んでおり村人を悩ませた。名僧が五輪堂を建て祈ったので、大蛇は出なくなったという。

   -「度会町史」より

例大祭は3月18日
縁日は毎月18日,例大祭は3月18日。

五輪堂は現在は川口の地区で管理され、老人会が毎月清掃をしている。
右手奥、地蔵が並ぶ後ろに、高さ40cmほどの五輪塔が10ヶほど寄せ集められているが、これが五輪堂の名の由来なのだろうか?

境内には他に1659年建立の了円法師の石塔がある。

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公民館展示(2004−7−5撮影)
出土した蔵骨器(骨壷?)
 裏山から出土した古瀬戸瓶子(右の2つ)。高さ22cm、蔵骨器として使われていたもので内容物は三重大の鑑定で人骨と判明、現在県埋蔵文化財(1979年)である。

古瀬戸とは「室町鎌倉時代、瀬戸で生産された中世唯一の施釉陶器で全国に供給された。灰釉陶器を母体として宋代の青白磁の影響のもとに成立」(本陶器説明板より)


(現在、度会町中央公民館ガラスケースに所蔵されている)

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インフォメーション  

度会町川口

 

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