11.度会町大久保河岸より見た宮川(上流部、下流部とも)
( 度会町大久保 )
中流下端に位置するが、大河の風格と清流と云われた宮川の風景を今に残す場所である。(御薗村、71、男)
宮川にかかる川霧の姿 写真提供:度会町
大久保河岸の
岩の上から見た風景
度会町、大久保河岸に“うまのり”と呼ばれる岩場があり、その上から上流を見た風景が右の写真です。
この地区は 宮川によく川霧が立ちこめ 何とも神秘的な風景となり、大久保の人々の誇りとする姿です。
”うまのり”という岩の名の由来は「馬をのりあげたから」とか「馬の背に似ているから」とか言われていますが、定かではありません。
宮川が大きく蛇行しているところ
ここ大久保は、宮川の流れが大きく蛇行しているところで、川に深みがあり、昔は舟や筏が浅瀬に乗り上げることなく離着できました。この「うまのり」の岩場を利用して ここから荷物を運んだり、人が乗り降りしたそうです。
地元の人の話によれば、昭和20年頃までのお伊勢参りはここから舟に乗って出掛けたとのこと。
対岸に山桜が咲き、新緑の頃になると、水量も増え、この蛇行した宮川が一層いい眺めとなるそうです。
”うまのり”から見た宮川下流
2006ー6ー6
自然の岩だたみ”せりば”
2006ー.6ー6
拡大
昔ながらの趣がある”せりば”
”うまのり”から下流20mほどのところに”せりば〈競り場?)”があります。昔、何かをここで競ったのでしょうか?
”せりば”も”うまのり”と同様に舟の離着がされたところだそうで、今も岩だたみが段々と川底につづいています。
”せりば”に降りる岩の小径も昔のままですし、”せりば”には昔ながらの何とも言えない風情が残っています。
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