229.大五輪塔
( 伊勢市二見町今一色町 )
永正4年(1507年)の建之で近隣には類を見ない二見町有形文化財に指定されている。(二見町、77、男)
総高186cm
2003.12.10
永正銘石造五輪塔
花崗岩材、五十鈴川東岸に沿う墓地入口に西南に面して立つ。二見町在銘最古の石造遺品である。全体の姿が整っており、素朴な良さを残している。
正面の各輪に上からキャー・カー・ラー・バー・アーと法界の真言(修行門)を、他の三面に発心門ほかの梵字を薬研(やげん)彫りしている。
空輪の尖端のとがり、空輪の屋根の曲線や軒の厚さ、肩の張った壺形の水輪、梵字の彫りなどにこの期の特徴を見ることができる。貴重である。
地輪の向かって右側に「為自他法界光玉」、左側に「永正四年卯丁十一月日」(1507)と願意と紀年を刻む。光玉は願主であろうか。紀年は本塔の造立年であろう。(二見町史より抜粋)
あなたのオススメ意見をおまちしています。
意見を書き込む方は、「オススメする」からどうぞ。
伊勢市二見町今一色町
五十鈴川東岸に沿う墓地入口に西南
HOME
/
アクセスマップ