194.浜島神祭   ( 志摩市浜島町浜島  )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
浜島、宇気比神社例大祭。浜島地区、33組がそれぞれに子供みこしを繰り出す。夜、舟みこしもあり。
 (浜島町、70、男)
      浜島大通りを行く、組ごとのこども神輿し行列 2015−10−10
     (ポインターを当て) 宇気比神社拝殿で、お祓いを受ける一行      
午前中は各組の子ども神輿
 浜島の宇気比神社の例大祭は浜島町挙げてのお祭です。午前中に子ども神輿、午後2時からは御船の山車が出て、その後を浜島音頭の踊連がつづきます。

 神社では午前中に子ども神輿のお祓いがあり、途中10時から約1時間ほど式典があります。式典では巫女さんの踊も行われていました。

  浜島町は33の組からなり、そのうち20組が子ども神輿を持ち、神輿担ぎに参加しています。神社でのお祓いの受付は朝4時半からで、4時50分には一番乗りがやってきたとのこと。

  拝殿に神輿をあげ、懸け魚を奉納、宮司によるお浄めの後、幣のついた榊を神輿につけ町に繰り出します。

  神輿は街に出てからはそれぞれの組ごとに地域を回り、依頼のあった家の前では神輿を上下に振って、家内安全、大漁繁盛を祈ります。 

子ども神輿にはいろいろな形が
  子ども神輿は小さく子どもたちが5、6人で担げる小さなものですが、なかなかに丁寧に作られていて、立派なものが多いですね。

  また子どもだけでなく、青年が4人で担ぐ例もあります。また浜島は漁業の町、家々はきびすを接しているところも多く、極端に細い道もあり、神輿を斜めにして通っていきます。

  以前は青年の神輿が出て、浜島の町を隅から隅まで、夜遅くまで、威勢よく町中を廻っていました。しかし、青年神輿は2009年以降取りやめになり、この御船の山車や踊連に代わったと思われます。 
2004年の青年神輿の様子

  立派な船神輿と青年たち 2015−10−10
   (ポインターを当て) 細い道を行く神輿
            昔から伝わる浜島音頭 、踊連 2015−10−10
             (ポインターを当て見る画面は) 御船の山車
御船の山車、
   浜島音頭、踊連
 午後2時御船の山車を引いて、練が宇気比神社を出発。→出発前の式典

  掛け声は神宮のお木曳きと同じ「えんや!」「えんや!」の掛け声で、浜島の大通りをゆっくり進んでいきます。

  続いて浜島音頭の踊り連。揃いの法被姿で堂々の入場。手馴れた振りで、整然と大通りを進めていきます。この音頭40年前に作られたものとか。

  →赤い襷が映えています。

  沿道にはたくさんの人が出て静かに見守っています。きっと知った顔ばかりなのでしょう。→沿道の人々

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インフォメーション  

志摩市浜島町宇気比神社。浜島大矢浜の山側に神社がある。
宇気比神社例大祭、日時:10月第2土曜、4:30から子ども神輿お祓い受付。10:00から式典。子ども神輿は午前中。
14:00御船山車・浜島音頭踊連、宇気比神社スタート街へ(2015年)

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