109.中津浜浦のヒジキ   ( 南伊勢町中津浜浦 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
元々、数量が少なく、地元でも手に入りにくいが年々携わる人も少なくなり、地域で引張りだこの貴重な一品。他地区のひじきに比べ、荒い、干す、蒸すなどの手間をかけており、柔らかく評判が良い.(南勢町、46、女)
                                 中津浜の磯  2005−3−24
(ポインターを当て見る写真)更に乾燥して袋へ←窯で蒸し浜で乾燥←取り立てのひじき
ここのひじきは  ブランド品です
 中津浜浦のひじきはこの地方ではブランド品です。柔らかくふっくらとして美味しいとの評判をとっています。

 しかし生産量が少なく、中津浜浦で消費されていて、一般売りはほんの僅か、この地元では買えません。

 漁場は中津浜の灯台と浜との間に連なる岩礁の周囲で、船外機をつけた小船で出かけます。今年は(2005)解禁日が3月8日、ほぼ1ヶ月にわたって作業が続きます。

船付き場いっぱいのひじき
 船から揚げると、浜で干し、乾燥してから一度袋に入れて倉庫に寝かします。この状態を潮ひじきと呼び、このままで漁協を通して市場(松阪の漁協流通センター)に出荷する場合と、4月中ごろから蒸気で蒸して最終製品にする場合とがあります。

 漁協の話では、潮ひじきで出荷する人が10人ほど、最終製品まで作る人が5人ぐらいとのことでした。

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              家族総出でひじき干し2005−3−24
  ひじきの蒸し器2005−5−10
蒸してそのまま一晩置く
 蒸気で蒸す前に水で何度も洗い、網袋に入れ、蒸し器で一日蒸します。夕方火を落として翌朝までそのままの状態で置きます。それを天日で干し、乾燥させて出来上がりです。採ったひじきの量によりますが、この作業が4〜5日続きます。地元では「味がいいのは蒸してそのまま一晩置くせいかなあ」との話。

 非常に手がかかるため、現在稼動している蒸し器は2台だけになってしまったとのことでした。

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インフォメーション  

南勢町中津浜浦

 

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