96.田曽のえびあみ漁風景
( 南伊勢町田曽浦 )
漁師の町の活気がある。(南勢町、30、男)
漁場に向かうえび網漁船
2004−10−6
いざ、漁場へ!
伊勢えびのエビ網漁はここ宿田曽、隣の浜島、志摩半島の和具などで盛んで、10月1日(解禁日)から4月にかけて行われます。
田曽浦では船は午後2時半ごろ港を出て、田曽岬沖に集結し、午後3時に旗の合図で用意ドン、一斉に漁場に出かけます。今年(2004)出漁船は約40杯ほどでした。
船はME3(5〜0.4t)級の小型船で、乗員は1〜2人、船外機をつけたボートも10艘以上見かけました。
詳細説明にえび網漁のやり方などを載せてあります。
今年も、まあまあの水揚です
網を漁場にセットすると港に戻り、翌朝4時に出港、海から網を上げて港に戻ります。
直ちに港でえびを網からはずし、網を竿にかけ、繕い、浜全体では9時近くまで作業が続きます。「どうでした?」の問いに「今年も、まあまあの水揚げだな」との答え。
10時近く漁協から買取の係りが田曽港の一ヶ所に出向き、えびの良否の選別、計量、そして値をつけていきます。それまで、えびは籠に入れ、水中につるされていました。
採りたての伊勢エビ
2004−10−3
伊勢エビ漁の網
2004−10−7
網の繕いは結構大変なんです
網の繕いはかなり時間を要します。絡まった網を解き、切れた部分を補修する。
網は幅が1.5m長さが45mと90mの2種類。帯状の網で、三重になっています。これを少ない船でも6〜7張り使いますから、全体では相当の長さです。
やはり年配の人が目立ちます。「50台60台は若い方じゃないですか」と漁協職員。二人で乗る場合はほとんどが夫婦のようです。
昔と変わらぬ風景
この地方の冬の風物詩として、このえびあみ漁があります、写真で拝見していると、ほとんど昔と変わらないように思います。ただ、漁船が近代化されている様子と魚網が化学繊維でできているように思われます。
度会郡南勢町田曽浦
和具漁港の海老網漁風景
田曽浦のタコ伏せ漁
田曽のかつお船
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