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A.初めて斎田に来て知った奇祭・山の神。周辺の岩の景色も素晴らしかった。(南勢町、36、女) D.男根を祭る珍しい神さん。明け方ドンドン火で焼くお餅が美味かった。(愛知県、50、女)
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朝6:50地元の人々が加わり、餅焼きを楽しむ一こま 2016−12−4
(ポインタを当ててみる)朝5:30 焚き火に火が入り…あたりは真っ暗
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山の神は山で働く
人々の守り神
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山の神は山で働く人々が山の恵みと山での安全を祈り、大切にしてきた神様です。南勢町斉田地区は古くはその大半が山林業に携わり、入山の際は必ず山の神に祈ったといわれています。
山の神の祠は斉田川の岸近く,里から山への入り口にあり,そそりたった岩壁に抱かれるように鎮座されています。
山の神の行事は朝5時半、星が瞬く暗闇の中で、斉田川の河原に前日に用意された大きな焚き火に火が入り、始まります。
斉田川の岸辺は美しい紅葉が彩り、水は清冽さを極めています。
→岸辺の紅葉
に2003年の様子を
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祭壇には男根を模したご神体(?) |
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祠の少し手前に祭壇があり、,そこには大きな、男根を模した木の細工もの(ご神体)と鹿の角を思わせる白い木の枝が飾られていました。鹿は神様のお使い,男根は多産豊穣を祈願するためでしょう。
この細工物は毎年新たに作り、祭りが終わると、参道脇の岩壁に置いておくのだそうで、なるほど、それと思しき丸太がたくさん並んでいます→参道の様子
立て札の(だってんこうき)は斉田地区から頂いた資料によれば
「魔物(鬼神)が大口を開き、光々と目をむき、一歩たりともここを通さずとの意にて、また〔この鬼神は〕縁切りの神にて、〔だってんこうきは〕悪縁を断ち切る神の呪文である」とあります。(〔 〕内は編集にて追加)
また、左右の札にある 日天王子、月天王子 は仏法の守護をする十二天部の仏様と思われますが…。
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山の神を称え、豊穣を祈る祭壇 2016−12−4
(ポインタを当ててみる画面は)山の神さんの祠
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朝7:00 焚き火の周りで餅焼きを楽しむ斉田の人々 2016−12−4
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笹竹の先に御餅を付けて
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参拝客にはお神酒が振舞われ、餅が渡されますが、その餅を4mほどの笹竹の先端に付けて、焚き火で炙り(どんと)、いただきます。
この御餅を食べると一年中無病息災とか。竹の先端が焼け落ちて、餅が火中に落ちるのも愛嬌です。およそ5時半から8時頃まで続きました。(2016年)
この行事の世話役は斉田の区長さんと6つの組からの代表一人づつの7人で、,皆さんサラリーマン。
山林を生業としている人は斉田にはもういないのだそうです。
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素朴な焼餅の味 斉田を離れて40年余になりますが、素朴な焼餅の味と どんと焼きの熱さは今でも脳裏に焼きついています 昔は1月末と記憶してるんですが?、獅子舞も以前はこの時期だと・・・・・。 朝早く起き餅を食べてから学校に走ったものでした。 〈四日市 男性55才) |
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