5.南勢のみかん   ( 南伊勢町 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
B.最近は通年でミカンが食べられる。セミノール、カラ−、甘夏、ハウスミカン、温州など種類が多
  い。温州マルゴみかんは定評がある。(南勢町、15、女)
D.内瀬といったら、やっぱりみかんです。あの味を、ずーっとまもっていってほしいです。
  (南勢町、15、女)
           たわわにに実った南勢のみかん  2008-10-23
温州みかんの一大生産地
  五ヶ所中心とする旧南勢町の山側の地域は海風と気温に恵まれ、温州みかんの一大生産地です。
  JAの出荷に限っても、年間生産量が600トン〜800トン(2013年))、三重県2位の数量です。

  歴史的には内瀬、五ヶ所は江戸の後期から始まりますが、その他の地域は政府のパイロット事業(1956年〜)以降に参加した農家が多いようです。
  主流を占めるのが温州みかんでは、
    ・極早生ー10月中旬〜
    ・早生ー11月上旬〜
    ・普通ー12月上旬〜
    ・青島−1月上旬〜

  蜜柑は比較的鮮度を問題にしないので木からとって手元に置き、12月の出荷がピークになります。在庫することで傷物を十分選択できる利点もあるとか。 
近年では様々な品種の柑橘類が
近年では
  ・ポンカン・ネーブル・伊予柑(2月)
  ・八朔(3月中旬)
  ・デコポン(3月下旬)
  ・セミノール(4月下旬)
  ・甘夏(5月上旬)

と、まだ数は少ないものの、品種は増えています。特にデコポンは糖度が高く、高値で売れ、作る側にとっても買う側にとっても関心の的です。
           デコポン2008−10−23
          山の斜面に防風の生垣のある南勢の蜜柑畑2008−10−23
蜜柑畑
  蜜柑畑の山は南斜面に風除けのマキやサンゴジュなどの生垣が縦横に走り独特の風景をなしています。
  一方問題点として、蜜柑は隔年結果性があり、毎年同じように実るわけではないこと。
  また、サルや鹿が蜜柑の樹木の樹皮を食べつくす害があり、対応が難しいことです。

  しかし生産者の皆さんは、この地域での蜜柑生産への愛着を持ち、誇りを持って仕事をなさっているとのことでした。
  このページは主たる内容を南伊勢町船越のJA伊勢マルゴ共同撰果場で聴かせていただきました。

  現在(2014)、蜜柑農家114戸が上記JAに参加し他に内瀬柑橘出荷組合や個人生産農家があります。
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インフォメーション  

南伊勢町。蜜柑の生産地は字名で西から 押淵、斉田、伊勢路、内瀬、船越、五ヶ所、切原、泉、神津佐

 

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