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旧暦で5月5日(節句)につくる農材のハレ料理。キササゲの葉に赤飯に生節とたけのこを味付けしたものを添え、にぎり飯のようにして包みわらでしばる。耕作している田の数だけのつつみ飯を箕(み)に並べ、床の間に飾る習慣がある。(南勢町、69、男) |
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ハレの料理
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南勢町伊勢路地区に伝わる、 旧暦端午の節句に作るハレ料理。
ラントバ(キササゲの葉)の上に赤飯をのせ、その上に甘辛く煮た淡竹(ハチク※)とカツオの具をのせる。 ※タケノコの一種
それを子供のこぶしの大きさに包み、菖蒲とヨモギを添えてワラで結ぶ。
包み飯を農作物の実に見たてて、「豊作になるように」との願いがこめられている。
耕作している田の数だけのつつみ飯を箕(み)に並べ、床の間に飾る。
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香り豊かな食感
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ラントバのつつみを開けると、いい香りが広がり、なんともいえぬおいしさ。昔は農作業のあい間に、畦道でそのままかぶりついたそうだ。次世代に残していきたい郷土料理である。
ラントバは、キササゲの葉のことで6月ごろにいい香りを出す。かっては伊勢路地区には、どこにでも植えられていたが、最近は少なくなってきた。
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つつみ飯の材料
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・淡竹とカツオ 淡竹と焼いて身をほぐしたカツオを酒、砂糖、醤油で甘辛く煮る。
・赤飯 「ささげ」を入れて赤飯を炊く。
・ラントバ
・ヨモギ
・菖蒲
・ワラ
ラントバ、菖蒲、ヨモギなどは良い香りを出し、また薬草でもある。(以上はアイティービーの映像をもとに作成しました。)
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