7.南伊勢町各地で作られる魚の姿すし
(南伊勢町)
[
南島各地で作られる魚の姿すし]
贄浦では、アジやカマスの姿すしを祝い事の時などによく作りました。 (南島町、47、男)
[カマスの姿ずし]
五ヶ所湾沖でとれるカマスを背開きにしてつくる姿ずしは熊野灘沿岸での、ハレの料理として
これからも残していくべき、郷土料理の一つである (南勢町、60、女)
カマスの姿すし
カマスずしは7月〜10月の季節限定品。祭りや祝い事の際には必ずふるまわれるというハレの日の郷土料理です。カマスはその日の朝、地元の港に揚がったものだけを使用するので新鮮そのもの。
カマスは脂肪が少なく低カロリーの魚で、カマスを食べると母乳の出が良くなるとも言われています。
また、アジ、サンマ、サバ等のすしも、この地方の各家庭では作られています。
カマス
カマスは、硬骨魚綱スズキ目カマス科の海水魚の総称。
口を大きくあけて餌物(えもの)を大食するさまが、蓆(むしろ)を二つ
折りにして穀物や塩などを入れた袋(叺(かます))に似ているので、
この名があるという。
肉は白身で淡泊な味であるから、料理には幅広く利用できる。
新鮮なものは、身がしまっていて刺身にもなるが、一般的には
水分が多いため、薄塩干しにして食用にすることが多い。
2002−10−30
母親の手づくり
小さい頃、お正月や何かのお祝い事があると、必ずと言っていいほどカマスやアジ、うるめいわし(その時に
漁のあった魚)の姿ずしが母親の手づくりで料理の一品としてでました。それはそれはごちそうで、たいへん
おいしく一晩おいたぐらいのがまた旨みがまして、おいしく食べた思い出があります。
度会郡南伊勢町
HOME
/
アクセスマップ