8.南伊勢町のからすみ
( 南伊勢町 )
ボラの卵の加工品ですが、加工技術も向上し、オレンジゴールド色の珍味が増産され、多くの方に食べていただけてこそ、特産品になります。熊野灘のボラのからすみを食べさせてあげたい。(南島町、56、女)
2004−11−7撮影
南伊勢町のからすみ
からすみは、鯔(ボラ)の卵巣を塩漬けにした後、干して作られた日本三大珍味のひとつです。(日本三大珍味とは、からすみ・このわた・うに)
写真は南伊勢町贄浦の鮮魚店で製造中を見せていただいたもの。始めは肌色で干すにしたがって赤みを帯び、時がたつと茶色になるとのこと。
今、干して5日目とか、将にオレンジゴールド、とてもおいしそうでした。
南島町の贄浦(にえうら)は伊勢神宮に奉納する魚類を司る献上場所としてその地名があるそうです。
最近、若い女性に人気
子持ちのぼらが獲れる10月末ごろから。
獲れたぼらの卵巣を取り出し、血管を取り、血抜きをして一晩塩水に漬ける。さらに真水に入れ塩を取る。天日に干し、表面が硬くなったら裏返す。これを3日間繰り返す。干すのは1週間。
味は出来立てが一番。賞味期限は約1年。
京都の料亭などでは常時需要があり、最近は雑誌などで知った若い女性に人気があり、高くても売れていくとのこと。
ちなみにお値段はおよそ4000円〜15000円ぐらい。
店の裏側での天日干しの様子(2004-11−7撮影)
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南伊勢町贄浦。
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