38.麻生の浦(おうのうら)大橋   ( 鳥羽市本浦町 )
伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
A .なんてたって鳥羽市の麻生浦大橋の景観はダイナミックで優美で、人工美と自然景観がすごくよく調
  和していて、.三重県が他に誇れる景観の一つだと思います。(鈴鹿市、40、男)
B 麻生の浦湾に架かる白いアーチ型の橋。昭和48年千葉県で造られ船で運ばれ、潮の干満を利用して
  架設され、途中に橋桁がないのが特徴である。(鳥羽市、67、男)
                 板敷浦から見る麻生の浦大橋2003−2−13
生浦湾を背景に白く輝いて
 麻生の浦大橋は鳥羽の今浦と本浦を結ぶ全長約500mの橋で、そのアーチ型の真っ白な姿が生浦(おうのうら)湾を背景に美しく輝いています。

 この橋は鳥羽市民や地元の強い要望であったパールロード(浦村町から阿児町)開通の一環として建設されたもので、スタイルをニールセンローゼ橋といい、1973年〔s48〕の竣工です。

 推薦の言葉通り, 橋はこの形のままで 1972年7月28日に千葉県市川市から大型の台船で運ばれました。

 全長195m、巾8.25m、重量850t の橋(アーチ部分)が, 潮の満ち干を利用して架けられ、翌年3月31日に開通式が行われました。
 総工費33億6千万円だそうです。
牡蠣のいかだ、いかだ
 橋の上から眺めると、正面に麻倉島と大村島、その周囲にはたくさんの牡蠣のいかだが目に入ります。この地方随一の養殖場です。

 牡蠣の水揚げは写真右手の本浦漁港で、殻取り作業の工場が並びます。
 
 毎年盛大にかきの国まつりが行われるのもこの本浦です。

          牡蠣のいかだ,いかだ  2003−2−13  拡大画像
                        麻生の浦の大橋 2003−2−13

昔は市営の定期船が
   通っていました

 それまで、この地区は鳥羽市の離島と同様、鳥羽、今浦、本浦、石鏡を結ぶ市営船が唯一の交通手段でしたから、この開通は地元の人々の大きな喜びとなったことでしょう。

 また同時に発展していく伊勢志摩観光のシンボルでもあったわけです。

 なお、生浦を「麻生の浦大橋」としたのは、開通式のときからで、古歌に多く麻の字が使われていることからだそうです。(1973年鳥羽市広報4月16日号より)

  2003年に今浦の行者山に登りましたが このとき上から見た麻生の浦大橋も、すばらしいものでした
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インフォメーション  

鳥羽市浦村町。

 

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