134.鳥羽日和山(ひよりやま)と方位石
( 鳥羽市鳥羽1丁目 )
〔見晴台〕 A.鳥羽湾と緑の島々の景観が素晴らしい。真珠王御木本幸吉自慢の鳥羽一の景色である。
芭蕉の句碑、無線電話発祥記念碑等がある。(鳥羽市、67、男)
B.“鷹ひとつ見つけてうれし伊良湖岬”の名句が残る鳥羽湾の離島と渥美半島の国立公園の
海岸美を推薦します。(伊勢市、77、男)
〔方位石〕 文政5年(1822)に建立された現在のものは二代目であるが、初代は全国の日和山に設置
された最初の方位石と言われている。(鳥羽市、67、男)
〔展望広場〕A.子供の頃はよく行って景色を楽しんだ。エレベーターがなくなってからは、行った事がなく
残念だ。(伊勢市、49、女)
B.懐かしいエレベーターの跡がある。見晴らし台と違った鳥羽湾と佐田浜の風景。各種の
記念碑や遊歩道がある。(鳥羽市、67、男)
C.日和山から見た夕方の湾の風景。エレベーターもなくなり淋しい山になった山上は初心者
でも歩ける。よいハイキングコースだと思う。登口をもっとはっきりしてほしい。
(伊勢市、65、男)
日和山見晴台
JR鳥羽駅の正面の小さな山が日和山です。この一番高いところに見晴台があり、鳥羽湾を眺める絶好の場所です。(拡大画像)
晴れた日には対岸の伊良子岬、渥美半島、知多半島を望むことができます。
方位石、無線電話発祥の碑(NEXTページ参照)、あるいは芭蕉の句碑などがあります。展望広場は少し下です。
説明板には真珠王御木本幸吉自慢の鳥羽隋一の景色で,以前はここに御木本の茶店があったことを伝えています。
無線電話発祥の碑
日和山方位石
方位石は見晴台にあり、市の文化財に指定されています。
鳥羽港は明治中期までの帆船時代に風待ち港として栄えましたが,船頭が明日の天気を見るために日和山に登ったと伝えられています。
この方位石はよく研磨された本場神戸の御影石で,八角柱の上に円形の方位盤を載せた特別な形をしています。
日和山の地名は的矢湾にも有り,同じように方位石がおかれています。この地方が昔から船の往来が盛んであったことを示しています。
拡大画像は市の説明板の内容。
日和山展望広場
見晴台に行く途中左に折れると展望広場です。鳥羽湾全体を見渡すことができ、素晴らしい眺めです。
昔はこの場所までエレベータがあり、小動物園もありました。現在はいくつかの碑があり、明治時代ここを訪れた人の漢詩や和歌が刻まれています。
碑によれば、明治44年鳥羽線開通のころは、このあたり一体は廣楽園と呼ばれていたとのことです。
エレベータは昭和8年に作られ、沢山の人に利用されましたが昭和52年に残念ながら焼失してしまいました。写真は完成当時のものと思われます。
拡大画像はエレベータの上のゲートです。(古い写真は鳥羽市図書館で拝借しました)
先日訪問
2006年11月17日、所要で伊勢市に行きました。そして午後のひと時を
この日和山に無線電話の碑を見るべく、行ってきました。
誰もいない、静かなところでした。
私は電気通信の歴史に興味があり、著書もあります。
鳥羽市鳥羽。鳥羽市駅(山側)前すぐ。
鳥羽三山(城山、日和山、樋(ひ)の山)
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