139.常安寺と九鬼家廟所   ( 鳥羽市鳥羽2丁目 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
A.曹洞宗永平寺派の寺で、志摩国第一の巨刹である。九鬼嘉隆の建立とも、子守隆建立とも言われて
  いる。九鬼家の菩提寺。明治10年明治天皇が宿泊された。(鳥羽市、67、男)
B.寺内に九鬼家の廟がある。廟内の塔上銘に廷宝3年九鬼隆季(綾部城主)建立とあり、嘉隆の石塔には
  嘉隆の業績が漢文で刻まれていて、貴重な歴史的文献でもある。(鳥羽市、67、男)
                     写真提供:鳥羽市
常安寺
  水軍大名として名高い九鬼嘉隆の菩提寺。九鬼嘉隆の子、守隆が父の冥福を祈るため、1602年にそれまであった大福寺を改め、常安寺として建立しました。

  棟や屋根瓦には九鬼家の家紋である九曜星が印されています。
境内は整理され、とても美しく見事な松に囲まれたお寺です。

九鬼家廟所
  廟所は「常安寺」の境内本堂裏にあり、白壁の土塀が続く中に風格ある門があります。
「常安寺」は有名な九鬼水軍の菩提寺です。

  この廟所は延宝年間(1673〜80)の頃に、綾部(現在の京都府綾部市)城主の隆季(たかすえ)によって現在の形に整えられたとされています。
  中央に嘉隆、左には子守隆の墓碑が安置されています。

                     写真提供:鳥羽市
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