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右側の4体 2003-3-28 |
全身桃色の「聖観音像」
答志の潮音寺の観音堂には7体の木造仏が祀られていますが、全身が桃色,金,赤等で彩色された写真中央の観音様が平安時代の作で、1972年「聖観音像」として市の文化財に指定されたものです。
背丈がおよそ180センチ、裳(衣装の腰から下)の部分が造られた当時の平安期の特徴だそうです。
彩色は後代ではないかとの説もあるそうですが、その色も年を経て趣があり、なかなかにあでやかな美しい仏様です。
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美しい仏様たち
右側の大柄なの観音像も彩色されていて,普段、仏様の地味な姿を見慣れている筆者にとって大変珍しく,美しい仏様と感じました。
この仏様は2003年に四日市市立博物館で行われた仏像展に出展されましたが、当たり前のことながらやはり観音堂で拝観するお姿のほうがずっとふさわしく、美しく感じました。
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左側の4体 2003-3-28 |
潮音寺境内 2002-4-6 |
答志の人々の大切なお寺
白華山潮音寺は曹洞宗永平寺派で,本山は永平寺です。
ご本尊は薬師瑠璃光如来(行基作と伝承されている)、お寺の開基は室町時代(1444)で、江戸時代(1624)に開山され,現在のご住職は24世泰山隆正大和尚。平成2年に父上を継がれたとのこと。
境内右手に観音堂があり、現在は三重梅花百観音第五番霊場となっています。
盆行事、春秋の彼岸会法要など各種の年中行事を行い,昔から信心深い答志町の人々の大切な場所の1つとなっています
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A.曹洞宗永平寺派の寺。九鬼嘉隆が追手を逃れ、この寺で得度したと伝えられている。境内観音堂には3体の聖観音木造立像がある。3体揃って安置されているのは珍しい。(市文化財)(鳥羽市、67、男)
B.境内観音堂には三体の聖観音菩薩が安置されている。平安、鎌倉、室町時代の仏像を一度にみることができ、歴史の一端をかいま見ることができる。(鳥羽市、24、男)
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