96.坂手町の盆踊り音頭   ( 鳥羽市坂手町 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
A町の広場(通称浜の小屋)で行われる。二人の掛け合いで唄う音頭で、口調は「兵庫くどき」である。主に歌舞伎の筋書が音頭となっており、肉声で8月13、14、15日の午後8時頃から午前2時頃まで盆踊りが行われる。(鳥羽市、55、男)
 踊り場隣のワカヤで出を待つ踊り手たち 2015-8-15
(ポインタを当ててみる画像は)
浜の小屋全体から
 
里帰り衆も加わって
        盛り上がり
  坂手島のお盆は島外からの里帰りで人口が一気に3倍になるといわれています。  
  盆踊りはお盆の3日間、毎晩夜中の1時ごろまで続きます。ここで歌われるのが坂手盆踊り音頭です。

  浜の小屋と呼ばれる広場の中央にやぐらが組まれ、音頭はその上でマイク無し、地声で歌われます。その周りを小さな子からお年よりまで入れ替わり立ち代り心ゆくまで踊って楽しみます。

  この地方に伝わる最も古い形を残している盆踊りで、一踊の振り付けと節回しはは比較的短く、これを繰り返すわけですが、音頭とりの歌詞は長く、踊はほとんど切れ目なく続けられます。
  

  
音頭取りがすべてを仕切ります
  音頭の内容は主として歌舞伎を題材としたもので二人で交互に歌い進めます。例えば「八百屋お七」「石川五右衛門」等です。(詳しくは坂手盆踊り音頭の題目

  平成6年に木田多見夫さんの骨折りで坂手盆踊り音頭会ができ、その後平成26年に現会長の宮本 廣さんにバトンタッチ、会員は15名ほど。
ただ、この数年若い人が島に残れない事情もあり、島在住の音頭とりは10名、あとはお盆に島外から馳せ参じるのだそうです。

 
  盆踊りはすべて音頭会が取り仕切り、細かい予定表(一部)が張り出されています。音頭取りが使う歌集は、和紙製の立派なもので20年以上たっても痛みがありません→中身の一部を
  歌詞集の中から「石川五右衛門」の内容を教えていただきました。五右衛門1  五右衛門2  として載せています。
 二人で交互に唄う音頭とり 2015-8-15
(ポインタを当ててみる画像は)音頭とりの歌詞集 
                                        
            若い人の参加もあって盛り上がっています 2015-.08.-15
    (ポインタを当ててみる画像は)(画像が悪いのですが… 若い人たち
若い人たちも参加して
  若い人をたくさん見かけましたが、初盆で帰参する人たちに呼びかけて、盆踊りに参加するようPRしているのだそうです。

  踊りは全体にゆったりとした伝統的な踊りで,年配の方の中には、見るものをはっとさせるような優雅な踊り手もみえます。

  なお、中日の14日には仮装コンテストも行われています。
            
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インフォメーション  

鳥羽市坂手町
盆踊りは8月の13、14、15日
時間はおよそ20:30〜1:00

 


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