158.子安地蔵(松尾)
( 鳥羽市松尾町 )
地蔵堂には人々の願いを聞き続けてきた木像の子安地蔵が安置されている。初めての子供を授かったときに安産を願って訪れたことが忘れられない。(鳥羽市、44、男)
参詣者で賑わう冬の会式
2016-1-24
(ポインターを当ててみる画面は) 子安地蔵尊境内
子授け地蔵尊として有名
松尾の延命子安地蔵尊は子授け地蔵として大変有名です。
地蔵堂は由緒書きによれば江戸中期、正徳年間(1711〜15年)に青峰山正福寺の末寺、満福寺として開基されたもの。現在のお堂は後代のものだそうです。
この地蔵堂の維持と1月、8月の会式や毎月24日の縁日は、地元松尾の年寄り組織、寄老会により行われています。
寄老会は定員12名の伝統のある組織で、今年の会式も全員で行事を進めて見えました
金朱青と色鮮やかな地蔵菩薩
ご本尊の地蔵菩薩は左手に宝珠(ほうじゅ)、両手で錫杖(しゃくじょう)を持つ半跏像で、金朱青と鮮やかに彩色されています。
左に矜羯羅(こんがら)童子、右に制多迦(せいたか)童子を従えています。秘仏で会式にのみ厨子が開帳されるとのこと。
境内には子授かり祈願、お礼奉納の、色とりどりの
幟が林立
し、人々の信心の厚さを物語っています。
この本堂の瓦も立派で
鬼瓦の目が金色
に輝いていました。
また本堂となりには子宝、子育て、安産の神様、鬼子母神も祀られています。
ご本尊の地蔵菩薩
2016-1-24
拡大
冬の会式で祈願するご夫婦
2016-1-24
子宝を願って
子供を抱いた夫婦、母娘連れ、年配の女性、皆さん熱心にご祈祷をしていました。子に恵まれお礼に来た人、娘に子をと願う母親、さまざまです。
ここで手に入れるお人形さんは、子どものない方が毎日我が子と同じように食事を与え、着物を換えることにより、やがて本当の子宝に恵まれるのだそうです。
夏の会式は 夜に 地蔵踊りが行われるとのことでした。
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鳥羽市松尾町。近鉄松尾駅から200m.天徳寺の脇を登る。
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