151.登茂山のモウセンゴケ群落
( 志摩市大王町登茂山 )
登茂山には所どころモウセンゴケの群落がありますが、雑草が侵入して絶滅のピンチに陥ってしまった所もあります。緑化の為と植樹したり肥料をやったりしているといつの間にか従来生えていた目につきにくい生き物を絶滅させてしまうかもしれません。ハゲ山だった登茂山には多分もっとたくさんのモウセンゴケが生えていたことでしょう。(大王町、ー、男)
食虫植物の一種
モウセンゴケは食虫植物の一種です。モウセンゴケの場合は葉に繊毛があり、その先端から粘液を出して、昆虫などを捕まえます。更にたんぱく質の分解酵素を出して消化し、養分としているのだそうです。
比較的日差しのある湿ったところに群生する多年草です。
残念ですが、登茂山ではまだ見つけていません。ご存知の方はどうぞ教えてください。
モウセンゴケは発見できなかったのですが、少し小さいコモウセンゴケを見つけることはできました。このページではそれを紹介します。
コモウセンゴケ
モウセンゴケに比べると一回り小さいモウセンゴケです。登茂山で見つけたものは中心に細い茎が1〜2本、5〜15cmほど伸び、葉は一見花のような形で、地面に張り付いています。
茎には花のつぼみが並び、先端に花が咲いているものもあります。
2004−6−17
2004−6−17
葉が独特の形
写真がコモウセンゴケの葉の部分です。モウセンゴケと同じように繊毛があり、その先端から粘性の液体が出ています。普通の植物と違って、葉の表面が動物の肌を思わせ、独特な雰囲気があります。
一部、東京出版「植物の事典」を参考にしました。
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