114.片田稲荷神社   ( 志摩市志摩町片田 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
A.天井絵がすばらしい(志摩町、59、女)
B.小さい頃の年2回の縁日の楽しかった思い出が赤い鳥居の並ぶ参道が・・・思い出されます。 
  (伊勢市、47、女)
C.漁業の神様として信仰されている稲荷神社の屋根にある亀の背中に乗り、玉手箱を持った浦島太郎と、
  乙姫の龍宮瓦。平成になってから発見された。(志摩町、50、女)
D.屋根に浦島太郎がのっている!!神社の中、天井にきれいな絵がある。(志摩町、17、女)
片田稲荷神社例大祭の日 2016-11-7
(ポインタ当ててみる画面)社務所前の広場で餅撒き 2016-11-7
漁業の神として信仰されています
  片田の稲荷神社は、江戸時代末期の安政2年(1855年)に創設されたものです。
  近年では、1936年(昭和11)に解体修復工事が行なわれ、1999年(平成11)に本殿や社務所などが建て替えられています。(志摩町史より)

  由緒については神社の説明板をどうぞ。

  維持管理運営は現在、地元の片田稲荷神社奉賛会です


  この神社では有名なものとして、本堂の天井画と片田出身の有名画家平賀亀裕氏の作品です。(絵は境内の集会所の壁に掛けられています。)
→平賀氏の作品

  
極彩色の天井画
  「創設のころ、伊勢山田の丸山派画家・野村訥斉(とっさい)が越賀に奇寓しており、稲荷神社の懇請によって有馬百鞭ら48人の師弟らと共に、極彩色の花鳥画を格天井の1枚ずつに描き残したものである。」(「志摩町の文化財」より)

  2007年に洗いをかけているため、あまり時代を感じさせません。
 7点ほど個別に挙げてみました

   棟瓦に浦島さん
  推薦の言葉にあるように本堂の屋根の棟瓦に浦島さんがちょこんと乗っています周囲の瓦には、乙姫さんや竜宮城や魚たち。なかなかに凝った作りです。境内からはちょっと見にくいのですが、本堂の左側(陸側)から垣間見ることが出来ます。→棟瓦の装飾
           天井画の一部2016-11-7
本堂裏手の「古神、穴神」 2016-11-7
境内祠の一つ大黒さん
1月7日と11月7日が縁日です
  片田稲荷は1月7日と11月7日が縁日で、今年は(2016年11月)天気も晴れ、地元の人たちが三々五々参詣に訪れ、子ども達は、はしゃいで走り回っていました。午後3時には恒例の餅撒きがあり、この時は大変な賑わいです

  片田稲荷の特徴は稲荷の本堂の裏に背中合わせにもう一つ稲荷の社があることです。これは京都伏見稲荷を勧請した現在の稲荷社より以前に祀られていたお宮で、名札には「穴神(古社)」とあります
  
  また古いお宮らしく、境内には様々な神様の祠があり、参詣の人々がそれぞれを廻り、賽銭を納め祈ってみえました。祠の神様のお名前は 子安さん、狐の神、土地神、大漁神、大黒さん(?)と穴神を含めて六体です。

 2013年の祭りのスナップ。

  
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志摩市志摩町片田

 


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