48.田んぼのほたる(柏崎地区)
( 大紀町崎・柏野 )
初夏になると田んぼに蛍が飛びかいます。蛍が育つきれいな水を残したいです。(紀勢町、31、女)
蛍が飛び交う頃の田んぼ(2004.7)
年々少なくなる田んぼの蛍
昔、人々は住居を定める時、蛍の飛び交う所を選んだと聞いたことがある。蛍はきれいな水のある所でしか生息しないので、昔の人々は蛍を安全のバロメーターとしていたのであろう。
ここ紀勢町でも、10年ほど前までは初夏になるとどこの田んぼでも蛍の群舞が見られたが、今は農薬など環境汚染の影響か田んぼの蛍は年々少なくなってきている。
それでも季節が来ると、少ないながらも夜の闇の中に淡い黄緑色の光が田んぼの上を飛び交い、初夏の風物詩として我々の目を楽しませてくれる。
田んぼから谷間へと移動?
田んぼの蛍は年々少なくなってきているが、汚染の進んでいない山間の小さな谷間(崎の古和河内地区や笠木川の上流など)では逆に蛍が増えてきているそうだ。田んぼでは見られなくなった蛍の群舞もここでは目にすることができる。
田んぼから山陰の水のきれいな谷間へと、蛍の群れは徐々に移動しつつあるのかも知れない。
谷間の蛍 (2004.6)
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