写真提供:小俣町 |
|
富士講
|
|
|
|
富士講とは富士浅間を信仰し、富士山に登拝する講です。現在でも小俣町中小俣、小俣町六軒屋では12年に一度、丑年に青年が主となり、登拝しています。
富士講は山開きの後、7月下旬から8月にかけ実施されます。参加者は毎回10名ほどで、費用は個人もちです。登拝の日、当番の家や公民館の前に立木等を利用して、蚊帳や布を吊ったり、砂を盛って富士山型にし、六軒屋では参拝者の人数だけ人形を作って、お山を登らせ、道中の安全を祈願しました。
無事帰宅すると氏神に参り、翌日には伊勢両神宮にお参りしました。
中小俣の自治会長の話では、夜中の1時に富士山の麓から出発し、到着は昼頃であったとのことです。
自動車での移動が一般化した現代社会で、富士山を麓から登頂するのは、大変なことですが、このような伝統行事はこれからも残して欲しいと思います。
写真は公民館で蚊帳を吊って富士山型にし、道中の安全を祈願したものです。
|
|
|
|
|