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岩とも言える大きな石を父の子供時代、職人さんが1日1個づつ積んだそうである。(磯部町、36、男)
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2002−10−30撮影 |
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豪快で、美しい石塀
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磯部町五知には、大きな自然石をそのまま積み重ねた石塀や石垣が多く見られます。塀は厚くがっしりとし、石垣は荒々しく、豪快です。そして美しい。
特に上五知には『よくもまあこんな大きな石を積んだものだ』と思われるものがあります。特に機械のない時代どうやって積んだのでしょう。
磯部町恵利原にはごく最近まで石積みの職人さんが見えたそうですが、素人が自分の家のために積んだものもあるようです。
この地域の山は岩が露出しているところもかなりあり、材料は豊富と見受けました。
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周囲を圧する石垣
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地元の中西さんのお話では 「例えば田んぼの端に大きな石があったとすると、これを自分の家に運ぶのに何日もかけてやるわけです。途中で他人様の邪魔になる場合は夜間は灯篭を立ておくのです」
「石は自分の山からこつこつ1つずつ,ジゴロ(手製の台車、丸太を輪切りにした車が付く)に載せて、降ろしてきす。ひと様の山のものを使うわけにはいけませんからね」
「(この石積みが)いつ頃からあったかはわかりませんが、この上五知では昭和の10年ごろに積んでいたのを見たことがあります」
いずれにせよ、今の時代の感覚では考えられないような時間と労力を注いで作り上げてきたことは間違いないようです。
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2002−10−30撮影 |
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