69.円空作薬師三尊像(円空仏)
( 志摩市磯部町五知 )
A.円空上人が志摩を訪れた延宝2年に造られたとされている。御本尊の薬師如来を中心に日光、月光菩薩3体の仏像が時の流れを羽織って現在を見つめているようだ。(磯部町、32、男)
B.五知の円空仏は、貴重な文化財(磯部町、26、女)
2004-7-12撮影
円空作 薬師三尊像
御本尊の薬師如来を中心に日光、月光菩薩3体の仏像です。
円空上人〔1632〜95年)は12万体の仏像彫刻を発願、全国を巡錫(僧侶が各地をめぐり教導すること)し、五知には1674年(延宝2)立神村から朝熊岳に登山のため錫をとめて三尊像を残しました。(町史より)
現在、磯部町指定文化財の1つです。
詳細ページに三尊像夫々のお顔の写真を入れてあります。
薬師堂の内部
薬師堂は内部は四畳半ほど、中央ガラス戸の中に三尊像が安置されています。
円空研究者では有名な仏像で、現在も京都での展示の要望があり、検討中とか。梅原猛氏(哲学者)が訪れた際の色紙が飾ってありました。
この薬師三尊像は上五知農家組合の所有で、組合で管理されています。
2004-7-12撮影
2004-7-12撮影
上五知薬師堂
薬師三尊像が収められている現在の薬師堂です。昔、薬師堂は上五知の中程にあったが老朽化のため、明治末(?)にこの地に移したとのことでした。
お堂の傍らにあるのは六地蔵と庚申の石像です。
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志摩市磯部町上五知。磯部町上五知の一番奥、岳道〔朝熊山への山道〕に入る直前左手に薬師堂がある。
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