99.的矢湾岸に咲く「ハマボウ」
( 志摩市磯部町的矢 )
海岸線に可憐に咲くハマボウは希少植物とされています。(磯部町、48、女)
2004-7-12撮影
日本原産のハイビスカス
7〜8月に可憐な花を咲かせます、花は可憐ですが木はたくましく防潮林としても利用されます。塩生植物です。
ハマボウ:
アオイ科の落葉小高木。関東地方南部以西の本州から九州に自生。
花は杯状で、径6〜10cm程度。花弁は黄色で底部は暗紅色。朝開いて夕方には咲き終わる1日花だが、株全体では次々に咲く。
ハマボウの名は浜に生えるホオノキという意。
学名:ハイビスカス・ハマボウ
昔はどこにでもあったのですが
右の写真は的矢のバスの終点、駐車場の近くを流れる、藤谷川の岸のハマボウです。筆者は二度ほど的矢の海岸を探し回りましたが、ハマボウは藤谷川の3本と橘湾(的矢の東側の湾)の岸に1本見つけただけでした。
地元の谷さんのお話では
「護岸工事をする前はどこにでもあった花なんですが、工事以降少なくなりました」とのこと。やはり塩水を絶たれてしまうと育たないのでしょうか。
2004−7−12撮影
2004−7−12撮影
的矢湾のお隣に
偶然、飯浜と山田との境界線にある伊雑の浦の入り江に、ハマボウの群落を見つけました。塩水の池の岸辺にハマボウの木が並んでいます。
ちょうど的矢湾大橋が目の前です。あたりには人家も人影もなく、静かなところです。ハマボウはこうした自然の中でよく似合うし、コンクリで固めた水辺では育たない花と感じました。どうなんでしょうか?
うちにも咲いています
ハマボウを植えてからもう、10年くらいになるでしょうか。今日も黄色の柔らかい花を咲かせています。木の高さは2メートル、横に張って、周りの木々を圧倒しています。いつも、半分くらいに剪定するのですが、盆栽を育てている人から取り木をさせて・・・と頼まれて、今年は木の途中から、ミズゴケを巻いたビニールを吊っています。あまり大ききなりそうなので、
切ろうかなと思ったときも有りましたが、希少に成っていると知って、頑張って見守っていこうと思っています。奈良県大和高田市 58才花好き乙女
志摩郡磯部町的矢
伊勢路川河口のはまぼう群落
合歓はまぼう群生
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