104.県道船   ( 志摩市磯部町的矢・渡鹿野 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
A.全国でも珍しい海の上を走る県道として、的矢地区と三ヶ所地区を結ぶ定期船が運航している。地域の
  特異な交通手段である。(磯部町、32、男)
B.的矢小中学生を乗せて走る県道船。子供達と船頭さんとの信頼関係もほほえましい。
  (磯部町、38、女)
                 三ヶ所沖を航行する「まとや丸2015-8-4
            (ポインタを当ててみる画面は)まとや丸船内
海の上の県道
  この船(写真)が「県道船」まとや丸です。鳥羽市と志摩市を結ぶ県道750号を、磯部町の的矢と三ヶ所の間を海上で繋ぐ、無料の船です。県道船は三重県でもここだけ。

  的矢小学校への通学の渡船が1959年(s34)に県道750号の一部として認定され、「県道船」と呼ばれるようになったとのこと。
  路線の運用は県の委託を受けて志摩市が担当、市は渡鹿野島への便を加えて住民の便宜を図っています。
 
  船は、定員船内35人、デッキ部10人、操舵は一番前の右側、船客の乗り降りも一番前から。

運行は一日6便(時刻表)で、公的な部署からの要請があれば増便されます。
在職28年の
ベテラン船長
  現船長さんは在職28年のベテラン。父上もこの仕事で、親子で合わせて60年間勤めておられるとか(2015年取材)
  週5日の勤務で、土日は地元の民間人が代わって運行。

 「近頃は客は少ない。病院通いと小学生だね。小学生は今年は三ヶ所3人、渡鹿野2人」
  的矢に個人病院が一軒あり、三ヶ所の待合室にもこの医院の休日表が張ってあった。
 
  年寄りの多い地域では県道船は欠かせない存在と改めて感じました

  尚、渡鹿野の旅館街(島の東側)では対岸の安乗との間で渡船(有料)があります。
                              2003-2-24
                   2003-2-24
えっ!これで船が来るの!
  船長さん曰く「県道船は市バスと同じだから、客の姿がないと寄港せずに通過だよ。」

   時刻表通りに港に接岸して貰えると考えたら大間違い
そこで役立つのが写真の合図板。各停泊所にあり、板を横にすれば「止まってください」の合図です。但し船に乗るときは元に戻すのが規則

  以前は、回転灯で合図したそうですが故障が多く半年で取りやめ、今の形に。→参考
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志摩市磯部町三ヶ所

 

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