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牛谷坂
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牛谷坂と呼ばれるこの坂は、まず延宝2年(1674)内宮長官の藤波氏富が、山田奉行桑山丹後守貞政の許可を受け、数百両の私財を投じて改修されました。
参拝者は、内宮への近道となるこの牛谷坂を利用するようになる。しかし、この当時の道は、今のようなまっすぐな坂道ではなかった。
元禄10年(1697)山田奉行久永丹波守重高の命により、再度改修工事が行われる。
さらに、文化2年(1805)古市の妓楼、千束屋の主人りと(当時65歳)は、山田奉行の許可を得て、千両余りを投げ出して本格的な改修工事を行うが、これが現在の牛谷坂である。
牛谷という名はこの付近に牛鬼という怪物がいたという牛鬼伝説の由来による。
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現在の牛谷坂(上から)2005-12-1 / 別画像は桜の頃(坂下から)2003-4-6 |