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                        |  | こんな話もありました |  |  |   
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                        |  | また、鈴木敏雄著「越賀雑記」には[里人伝]として、次のくだりがあります。 
 (前略)古市の町には見世物小屋や、客引きの動くぜんまい仕掛けの人形などがあって 珍しいものであった。又お杉お玉の三味線に合わせて歌う歌も名物の一つで、一文銭を投げるお杉お玉の歌う歌では
 
 ○縞さん紺さん浅黄さん、あさぎの
 もも引、 ひざ抜けさん
 ○お杉お玉が百姓の子なら、かねの橋
 かきよ 宮川に
 ○かねのはしかきや 雪駄がすべる、
 かけておくれよ板橋を
 ○いせの豊久野のぜに掛け松は、
 今は枯れ木で くつかける
 
 お杉とお玉とは間の山路にいて 掛け小屋をかけ、赤毛布を腰掛にかけ、之に腰をかけて三味線を引きながら唄う。 旅客は顔にも一文銭を投げるが、首を左右に振って之を避ける。
 
 之が面白いのでどんどん投げる。之に興をそえて、上にあるようなお客を馬鹿にしたような歌を唄うので、旅客は一層之に文銭を投げることになる。(後略)
 
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                  |  |  |  当時はこんな風だったのでしょうか? (伊勢参宮名所図会の部分を拝借、色付けしてみたもの。)
 伊勢志摩きらり千選実行グループ作成
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