|
籾種の種まき、春の下種祭 |
|
|
|
4月の始め、稲の種籾を神田に蒔く「下種(げしゅ)祭」が行なわれる。大宮司を始め神宮関係者、地元住民らが神田の前に参列し見守る中で、献餞、祝詞奏上の後、神田にしつらえた苗床に、作長が忌鍬(いみぐわ)を入れ耕す作法を行い、作人が稲の籾種を蒔く素朴な式典である。
上述の式典の前に、この式で使う「鍬」を造る神事が別にある。
神田の背後にある忌鍬山(ゆぐわやま)で行われるもので、この日のために特に選ばれた若い男子「童男」がイチイガシの「忌鍬」を完成させる神事である。この鍬が神田の苗床を鋤く作法で使われる。→忌鍬山より忌鍬を携え式場に戻る一行
朝9時から始まり忌鍬山での神事が約1時間、全体で1時間半の式典である。 |
|
|
|
忌鍬を神田に入れ耕す作法を行う作長2017-4-4
(ポインターを当ててみる写真は)籾を蒔く作人 |