165.伊勢神宮 清盛楠
( 伊勢市豊川町 )
長い歴史を持つ神宮は、様々な由緒に満ちている。これもその一つ。( −、83、男)
外宮清盛楠
2013-9-24
(ポインタを当て見る画面は)楠の根元の部分
二つに裂けた大木
外宮、表参道から火除橋を渡り、右手に柵囲いをした大きな楠(直径3m余り、樹高10m)がある。
左は手水舎になる。
平清盛が勅使として参向したとき、冠にさわった枝を切らせたという伝説により「清盛楠」と呼ばれている。
こうした由緒が、神宮が長い歴史を持っていることを気づかせてくれる。
根元は左右に割れ、外観からは二つの木が夫々に生きながらえているという感じである。→
根元の姿
「伊勢参宮名所図絵」より
右の図は「伊勢参宮名所図会」から拝借したもの。この図の右上の詞書を拡大すると以下である。
清盛楠
昔 小松内大臣重盛公
勅使として参向の時
冠にさわるべしとて
西にさしたる枝を
伐らせられし事有
これを里俗あやまりて
清盛楠といふなるべし
勅使として清盛公三度
重盛公は一度
参考向ありし由は
勅使部類例文等に見えたり
やはり民衆は清盛びいきなのだろうか
?
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