62.有滝町かんこ踊り   ( 伊勢市有滝町 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
昔からの伝統を今の若い人たちが受け継いでいる。(伊勢市、54、女)
                    力強よく踊る男たち     2014-8-14
  (ポインタを当てると見える画像)子どもたちも「かんこ」に参加です
        
保存会による勇壮なかんこ踊り
  有滝町のかんこ踊りは正式名は「先祖祭」、主催は町会ですが、行事は有滝祭礼保存会が進めています。

  写真は有滝町町民会館前の広場中央で行われるかんこ踊りです。太鼓(がく)や鉦やほら貝の鳴り物を中心にし、これを取り囲むように、12人の男性が回りながら踊ります。
  また、交互に小中学生のかんこも踊られています。
  初盆者の名前を読み上げては、念仏にあわせてかんこ踊りが続きます。

念仏は
「さ〜な〜む(左を向いて南無)、
う〜あ〜み(右を向いて阿弥)、
ど〜〜ばい(同拝、同じように拝んで)、
よいやさ〜よいやさ〜(世のいやさかを願うために)
さ〜え〜(回向しよう)
そ〜え〜や(回向しよう)」
が繰り返されます。

  動画は行列一行が会場に入場し、手筒花火の出迎えを受け、念仏にあわせて、かんこ踊りが踊られる様子です。

  

入り口を飾る大型の行灯
  町民会館の直ぐ前では横一列にテントが張られ、初盆の供養席が設けられ、各個に提灯がともり、新盆の関係者がつめています。
  中央には祭壇〈切籠灯篭)が設けられ、多くの人々が途切れることなく供養に訪れ、故人を偲んでいます。


  かんこの念仏で慰霊を行う対象は昔から
1.戦死者 2.新盆 3.川流れ 4.やぶ子 5.法華僧
 と順序が決まっているのだそうです。
  新盆さんに対してはお一人ずつ戒名を読み上げての慰霊です
                 慰霊のための祭壇 2014-8-14
    (ポインタを当てると見える画像)テント内の様子
            12の仏のみ光をあらわす高張り提灯  2003-8-14
 (ポインタを当てる)「笹もち」の提灯の灯を消そうとする「振り出し〈かんこ)」
有滝特有の行事
   「道中の練り」と呼ばれる行事で、「かんこ」を行なう前に町民会館の前の通りで行われます。
  道の一方には笹竹の先に高張り提灯を点し並ぶ「笹持ち」のグループ、一方にはかんこを手にした「振り出し」のグループ。
  「これ来いこれ来い」「やるややるや」の言葉を合図に「振り出し」が「笹持ち」のところに押し込み、提灯をゆすり、灯を消しにかかります。全部消えると終わりとなり、これを3回繰り返します。
  有滝の民俗に詳しい「ふる里有滝の今昔物語」(橋爪芳蔵著)によると、
  12の提灯は阿弥陀如来の御光を、幟〈左の写真中央)は極楽を目指す新盆を、かんこを手にした「振り出し」は地獄の餓鬼を、あらわし、餓鬼にとって新盆の極楽行きを阻むには仏の御光が邪魔と、その灯を消しにかかるという筋書きだそうです。

  結局仏の御光は消されても消されても元に戻るようで、最後は会場で明るくともっていました。
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インフォメーション  

伊勢市有滝町.有滝町町民会館前広場 8月14日夜7:00〜11:00

 

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