26.国府の蛤   ( 志摩市阿児町国府 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
今では数少なくなってきているが食べたらどこのものにも負けない味が有る。(阿児町、59、男)
国府の蛤
ー昔ー
国府略史には、1726年(享保11年)鳥羽城主等へ蛤250個を献上と記されている。蛤がよく獲れたころ(昭和30年代)、1貫目(3.75kg)で
15個前後であったと記憶している。昭和50年頃、蛤の採集権が220万円で落札された と阿児町史には記載されている。しかし、その後は蛤漁は途絶えている。

ー今ー
浜にサーファーが増えるにしたがい、貝がいなくなったようだ。
一生懸命探しても1〜2個獲れるだけ。
むなしく、浜の一角に若干の貝殻が散らばっていた。




   ハマグリ
     軟体動物門二枚貝綱マルスダレガイ科の二枚貝。和名は褐色のクリの実に似ていることに由来する。
     ハマグリは2年で殻長およそ32ミリ、4年で44ミリ、5年で55ミリとなり、最大80ミリ以上に達し、少なくとも6年
     以上の寿命があると思われる。かって東京湾や伊勢湾はハマグリの大産地であった。
     ハマグリは古くから食用とされ、特有のうま味があるが、これはコハク酸を多く含むためである。
      ハマグリに限らず二枚貝の蝶番は、同一個体でない限り左右が絶対にあわない。このため、鎌倉時代以降
     の遊戯である貝合(かいあわせ)の道具として利用され、その道具類は貞節の象徴として嫁入り道具にもされた。
 -  スーパーニッポニカ 参照
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