35.ささら踊り(立神)   ( 志摩市阿児町立神 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
A.先祖の霊を慰める行事。カンコ打ちの動き、音色。ささらをならす子供達、時代を越えた何かが伝わる (阿児町、52、女)
B.5年に1度8月14日と15日に行われる古くからの盆行事で地区をあげてその保存につとめています。是非一度見に来てください。(阿児町、72、女)
             薬師堂の広場へ入場 2014-8-14 拡大
祭りのはじまり
  ささら踊りは200年前頃から始まったと言われています。5年に一度行われ、過去5年間に亡くなった人の供養を行います。

  旧立神漁協協同組合の前を出発し、薬師堂の広場に入ってきたところです。肩衣姿の大人たちを先頭に入場です。

  ささら踊りの前に皆で供養を行います。初日は新盆のために、2日目は物故者のために供養が行われました。


ほんの少し2004年の様子を、

に2009年の様子を載せています
ささら踊り
  「ささら」は竹を割って作られた楽器です。花笠に浴衣姿の小学生が円形となって、かんこ(小太鼓)に合わせ、「ささら」を鳴らし踊ります。

  その外側を2人の「棒振(ぼうふり)」が白い布でくるんだ竹の棒をもって踊り、踊りの終わり頃に法螺貝に合わせ走り回り、2人で叩き合います。

  「ささら」のほかに子供たちが手にするのは「こきりこ」です。(こきりこ:竹筒の中に小豆をいれた鳴り物もの)
                         さ皿を鳴らしながら踊る子どもたち 2014-8-14
           〔ポインタを当ててみる画像は)こきりこを手に踊る子どもたち
                                かんこ打ちの出番2014-8-14
                   (ポインタを当ててみる画面は)
かんこ打ち
  踊りの真ん中では、背中からのぼりを差した「かんこ打ち」がいます。かんこ打ちのリズムに合わせ、「小躍り」「綾踊り」「長拍子」「コキリコ」「ひき踊り」の5曲を踊ります。

  華麗な花笠の子ども達、かんこ打ち、棒振りの踊りを見ながら、「ささら」「かんこ」「法螺貝」の音色を聞いていると、将に別世界の心地です。

  最後に、この5年間に亡くなれた方の供養をしてお開きになります。
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