15.宇賀多神社の獅子舞と舞姫   ( 志摩市阿児町鵜方 )

伊勢志摩きらり千選
推薦のことば
(獅子舞)A.高校生最後の正月。僕にとって練習から正月の行事まで大きな思い出です。(菰野町、21、男)
     B.宇賀多神社でお正月3ヶ日行われている獅子舞は古風的なものがあり、人気を呼んでいる。
       又獅子舞をした後、厄落として、42の厄年中心に行われているもちまきが楽しみで宇賀多神社に
       足を運ぶ人が多い。(阿児町、61、女)
(舞姫) A.宇賀多神社で年に4回舞姫をやっています。舞姫は、神様にみてもらうためにやる祭りのようなもの
         なので残しておきたいです。(阿児町、15、女)
                 神社境内での獅子舞 2012−1−3
宇賀多神社獅子舞
  宇j賀多神社の獅子舞の発祥は大変古く、室町時代の中期ごろではないかといわれています。→神社説明板

  正月の1、2、3日に舞が奉納されます。1日は還暦の人のために、2日は厄年の人のために、3日は一般の人のために祈願するのだそうです。

  宇賀多神社は明治40年鵜方地内の18社が合祀されたものですが、獅子もその名残で、産土社の赤色の雄獅子(写真右ー宮獅子とよばる)と、権現社の白色の雌獅子(権現獅子)が継承されています。

  獅子の舞方は獅子舞保存会に所属する地域の高校生8名で、 暮れの12月始めから毎晩練習し、お正月の3ヶ日寝食を共に過ごし、獅子舞を守り続けています

式典で奉納される巫女舞
  舞姫といわれる巫女舞は宇賀多神社のお正月の例大祭の式典の最後近くに、拝殿内で行なわれます。小学生のお嬢さん方が一生懸命舞います。頭を飾る冠が豪華で、美しく輝いています。

   
舞姫の親御さんのお話

  9月頃から練習を始め、最初はどうなることやら心配でしたが、いざ本番になりますとなかなか様になっています。神殿の前で舞うわけですから、見ている私共も厳かな気持ちになります。

  従来、舞姫の舞について、何か特別な場所で特別な時に見るものと思っておりましたが、こんなに身近に見られるとは・・・。舞姫の起源やいわれについてはあまり知りませんが、少なくとも年4回機会があります。小学生の拙い舞ですが、よろしければ、皆さんも一度、ごらんください。

          神社拝殿内での巫女の舞い 2012−1−3拡大
                            2012-1-3拡大
古い獅子頭
  昔使われた古い獅子頭が蔵から出されて、境内で特別に公開されていました。

  いづれも古いもので約470年前(上段)約290年前(下段)とのこと。目鼻立ちが大きく、野性味があり、迫力があります。



  狗頭取について

  獅子のほか、天狗とおかめの面をつけた少年が活躍します。狗頭取(くどとり)といい、いわば獅子のガイド役です。宮獅子には天狗が、権現獅子にはおかめ面の小学生が付き添います。休んでいる獅子に付き添う天狗頭取

  舞の時間が来ると、寝ている獅子を扇子でたたいて起こしたり、獅子が舞う時は脇に添って立ち、舞のガイドをしたり、獅子の衣の乱れを直したりの役です。きびきびとして健気な働きぶりです。

  
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インフォメーション  

志摩市阿児町鵜方。宇賀多神社境内
行事進行(2012年):13:00〜14:30. 宇賀多神社例大祭式典(神社拝殿内。 舞姫は式典最後近くに行なわれる)  
                 15:00〜16:15 獅子舞(神社境内)
 16:20 餅まき

     

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